屋内に侵入してくる動物の例

イタチ(チョウセンイタチ)

街中で見たり,屋根裏に棲みついたりするイタチは,たいていが1949年ごろ九州に侵入しその後生息範囲を広げていった外来種のチョウセンイタチで,古くから日本にいるイタチは,山間部に棲んでいる。全身やや褐色がかった山吹色をしており,額中央部から鼻にかけて濃褐色の斑紋がある。頭胴長は28~39㎝(♂),25~31㎝で雌は雄より小型である。イタチに比べ,特に雄は大型である。ネズミ類をよく食べるが,鳥類や昆虫類も食す。春に,1~12頭の仔を産む。建物に棲みつくと,走り回る音や糞尿の臭いによる被害がでることが多い。

アライグマ

原産国はカナダ南部からパナマで,日本にはペットとして輸入されてきた。しかし,見た目とは違い,成獣は気性が荒い面もあり,飼い切れずに捨てられるケースが多発し,繁殖能力の高さから急激に数を増やした。その結果,家畜飼料や作物の食害が出るようになった。最近では,市街地でも,建物の屋根裏で繁殖し糞尿で汚染する,池のコイを捕食する,ゴミをあさるなどの被害も増えている。体色は灰褐色で,目の周りにはっきりした黒いマスク模様,尾に黒い輪模様がある。夜行性で水辺を好むが,森林から市街地まで幅広い環境に生息する。雑食性で果実・野菜,小哺乳類,魚類,昆虫などを採食する。年に1回,春に3~6頭の仔を産む。特定外来生物に指定されている。

他にも,タヌキやハクビシン,ハトやカラスなどの被害もあります。

野生鳥獣は鳥獣保護法によって捕獲等が禁止されており,捕獲する場合は市役所などに申請が必要です。
さらに,アライグマは特定外来生物に指定されているため,野外に放つことや移動さえも禁止されています。

また,ワナによる捕獲は,狩猟免許を持った者が行うほうが安全です。
野生動物の捕獲・駆除は,専門業者に任せましょう。



野生動物は,各種類によて生息環境や食性が違います。

そのため,捕獲するにしても
種類や生息数,周辺環境によって捕獲方法が変わってきます。

ですから,お困りの種類や被害状況を把握することが大切です。

まずは無料診断で発生種の同定や状況の確認を行ってください。